本家ブログ「葉っぱ生活」から「詩」というカテゴリを独立させました。こちらもどうぞよろしくおねがいします☆
by happaseikatu-uta
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【はらだ文子】という名前で詩を書いたり【詩のある空間展】をときどき開催したりしています。

著書:「そら ― はらだ文子詩集
(明窓出版)2001年出版

活動:
1999年3月に初個展「そら」を開催/同潤会アパート(現・表参道ヒルズ)内galleryにて
その後、
 ◆個展(01年、03年、07年)
 ◆3人展(99年、00年、02年)
 ◆グループ展(01年、03年)
などの活動あり。
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一粒のチョコレイト



   それはある年のバレンタインデーのことだった
   チョコをあげたい人がいた

      これ、食べますか?
      何気ない口調であなたに差し出したのは
      封を開けたアーモンドチョコのケース
      自分のおやつだ

   ありがとう、とあなたは一粒とって食べた
   それがバレンタインデーでなければ
   単なるおやつのおすそ分け
   その時の私にはそれが精一杯

     けれどあなたはちゃんとわかってくれていた
     今年はだれにもあげなかったな――
     と言った私に
     ――僕、もらったよ 
     と言ってくれた

   うれしくて涙が出そうだった
   なのに、とぼけて知らないふり
   すぐに後悔したけれど
   素直になれなかった

     あなたの心に届いた 一粒のチョコレイト

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# by happaseikatu-uta | 2001-09-20 06:21 | 恋の詩

大雨の日に

   ―祭り―

   大地をたたきつけ
   小気味よく降る 雨
   ぴん と張った傘のおもてをたたく
   大きな雨音
   その鈍く強い響きは
   和太鼓の音に似ていた

   祭りが はじまった




                       ―水時計―

                  ゆるやかなカーブを描く電線

                   高いほうから 低いほうへ
                    雨しずくが すべっていく

                     激しく踊り狂う雨の中
                      そのしずくだけが

                    ゆっくりと時を刻んでいた
  

   ―風の姿―

 規則的に降り続く雨

 そのリズムを揺さぶる風

 雨滴が上下左右に踊りだす

 遠くの景色はけむり

 波が立つ

 風が その姿をみせる瞬間



                          ―大 雨―

      大粒の雨

      どんどん速くなる
      全身全霊を込めているかのように降る雨

      大地も木々も家々も
      みな静かだ
      雨に注目している
      その音を聴いている
      空気も 匂いも 景色も 
      雨一色だ

      時々雨を切って走りゆく車も
      スピードも大きさも 雨にかなわない

      雨の勝利だ

      みなひれ伏している
      けれど雨は 静かで無言だ
      そして 無言のまま激しさを増していく

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# by happaseikatu-uta | 2001-09-20 00:50 | 雨の詩

雨模様

 f0187632_0464244.jpg  雨が降る

  乾いた地面が さぁっと音を立てて湿り
  にわかに光りだす

  そのうえへ 次から次へと
  雨粒が落ちてくる
  そして無数の波紋をつくる
  できた波紋と波紋がぶつかり合って
  また別の波紋ができる

  ひとつの点が小さな輪になり
  少し大きな輪になり
  さらに大きな輪になり
  幾重にも輪ができあがっていく

  絶え間なくできては消え 消えてはできる
  雨の模様

  本日雨天、雨模様

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# by happaseikatu-uta | 2001-09-20 00:36 | 雨の詩