本家ブログ「葉っぱ生活」から「詩」というカテゴリを独立させました。こちらもどうぞよろしくおねがいします☆
by happaseikatu-uta
カテゴリ
top page
雨の詩
恋の詩
愛の詩
心の詩
絵画
memo
plofile
【はらだ文子】という名前で詩を書いたり【詩のある空間展】をときどき開催したりしています。

著書:「そら ― はらだ文子詩集
(明窓出版)2001年出版

活動:
1999年3月に初個展「そら」を開催/同潤会アパート(現・表参道ヒルズ)内galleryにて
その後、
 ◆個展(01年、03年、07年)
 ◆3人展(99年、00年、02年)
 ◆グループ展(01年、03年)
などの活動あり。
お気に入りブログ
葉っぱ生活
以前の記事
2011年 05月
2009年 09月
2008年 12月
2008年 09月
2007年 08月
2003年 09月
2001年 09月
2001年 08月
2001年 07月
2001年 06月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


カテゴリ:恋の詩( 6 )

想うとき

f0187632_22263672.jpg

    人を 想うとき
    すべてが 意味をもちはじめる

    苦しいことも 楽しいことも
    あたりまえのことも
    そうでないことも
    すべてが 必要なことで 
    自分をかたちづくるものだと 気づく
    そして自分のちっぽけさにも 気づく

    だから 人を愛おしいと感じるんだ
    だから すべてに感謝したくなるんだ

    人を想うとき
    人は とても自然なかたちをしているのだろう

[PR]
by happaseikatu-uta | 2001-09-20 06:26 | 恋の詩

かさぶたの誘惑



   あの日の傷は かさぶたになった
   そのままそっとしておけば
   じきによくなるだろう
   でも私は はがしたくなる

   いつもそう
   はがした後のひりひりとずきずき
   そのつらさはよく知っている
   はがすときのあの瞬間の
   快さも知っている

   どっちを選ぶか?

   私は負けた
   かさぶたの誘惑に
   痛い

   でも その痛みをも
   楽しんでいる私を見つけた

   私は かさぶたのとりこになった

[PR]
by happaseikatu-uta | 2001-09-20 06:23 | 恋の詩

一粒のチョコレイト



   それはある年のバレンタインデーのことだった
   チョコをあげたい人がいた

      これ、食べますか?
      何気ない口調であなたに差し出したのは
      封を開けたアーモンドチョコのケース
      自分のおやつだ

   ありがとう、とあなたは一粒とって食べた
   それがバレンタインデーでなければ
   単なるおやつのおすそ分け
   その時の私にはそれが精一杯

     けれどあなたはちゃんとわかってくれていた
     今年はだれにもあげなかったな――
     と言った私に
     ――僕、もらったよ 
     と言ってくれた

   うれしくて涙が出そうだった
   なのに、とぼけて知らないふり
   すぐに後悔したけれど
   素直になれなかった

     あなたの心に届いた 一粒のチョコレイト

[PR]
by happaseikatu-uta | 2001-09-20 06:21 | 恋の詩

さよなら と こんにちは



   あなたに ではなく 
   今までの 私に
   さよなら

   それは、今の私を迎えることでした
   足の裏に地面を感じることができました
   なんだかとっても軽くなりました

   さよならは
   寂しいばかりじゃないのだと知りました
   
   今の私に こんにちは

[PR]
by happaseikatu-uta | 2001-08-20 06:29 | 恋の詩

火の窒息

     火は 窒息した

     酸素を失ったから
     しかも突然

     閉ざされてしまった空間で
     残り少ない酸素を使いきり
     自らを焼き尽くして
     窒息した

     そして火傷を負った
   
     微かに残り火がいぶっていた
     それはときどき
     隙間から入り込む風にあおられ
     ぱっと小さく燃え上がってはまた消える

     そのたびに 火傷の跡が再び焼かれる
     これ以上の痛みを 私は知らない
     
     そしていつの日か
     残り火も消えた

     もう、それは火ではなくなった

     あの日 窒息してしまったから

[PR]
by happaseikatu-uta | 2001-08-20 06:26 | 恋の詩

朝へ

 
   行き止まりの道にばかり出会っていた
   あの日々

      帰ります というと
      どこへ? と、あなたはきいた

      朝へ 帰ります
      白い光の向こうにある 朝へ

   きらい?ってきくけど
   すき?ってきかない
   そんなひとに出逢ったあの日

      コンビニのおでんに笑い
      ホットミルクに涙がこぼれた日々
      夜の散歩は 終わらない
      桜が咲くころには もう会えない

   すべてが朝へ 帰っていく
   白い光の向こうにある 朝へ


f0187632_2231670.jpg
[PR]
by happaseikatu-uta | 2001-08-20 06:16 | 恋の詩